先日、将棋文化検定という試験を受けました。自他ともに認める体育会系の私ですが、大学時代に将棋部にも所属していました。大学には、喫茶室という軽食と飲み物をとりながらくつろぐスペースがあり、将棋盤、囲碁盤が何個も置いてあり、授業の合間によく将棋を指していました。同級生にT君という将棋の強い友人がいて、なんとか彼に勝ちたいとやっているうちに、その面白さにはまってしまったのです。バドミントン部の練習後に、T君のアパートで深夜まで何番も何番も将棋を指したものです。5人対5人で対局を行なう、大学対校戦にも出場しました。
大学卒業後は、人相手に指す機会はめっきり少なくなり、替わりにコンピューター君が相手となりました。しかし、最近はコンピューター君に、ほとんど勝てなくなってしまいました。もっとも、今の将棋ソフトは、プロ棋士相手に団体戦で勝ち越すくらいに、とてつもなく強く進化しており、もはや私が対抗できるレベルではありませんけどね。
しかし、羽生名人は名人を何期獲得しているか?とか、江戸時代の将棋家元は何家あったか?とか、坂田三吉が好んで色紙に書いた文字は?とか、将棋の実力に関係ない雑学には、ちょっと自信あります。というのも、私は将棋世界という雑誌を、もう30年以上欠かさず購読していますし、NHK将棋フォーカス(乃木坂46の伊藤かりんさんが司会)もよく見ています。毎月2日に発行の将棋世界。発売されると、すぐに購入し、隅から隅までじっくり読みます。カナダに留学していた時にも、日本から郵送してもらっていました。今回の試験に備えて、将棋世界を読み直し、将棋連盟ホームページの模擬試験問題もじっくりやりました。
池袋の立教大学で行なわれた試験では、けっこう難かしい問題もありましたが、なんとか合格する事ができました。どんな試験でも合格はうれしいものです。改めて、頑張ってコンピューター君に挑戦しようと思います。(2015年11月)