おうかがい市バスという制度があります

「熱があるけどインフルじゃないですよね」「お腹が痛いんですけど試験までに治りますよね」「毎日12時過ぎまで勉強しているんですけど、頭が痛くなっちゃうんです」悲壮感漂う表情で来院する中三の生徒たち。開院時に保育園だった顔なじみのお子さんたちです。今は、私より大きくなった方も多くなりました。そんな中三の県立高校後期試験が終わりました。その後、ほっとしたのか?気が抜けたのか?体調を崩し、中三生がけっこう来院しました。彼らなりに、人生をかけて戦ったのでしょうね。今はゆっくり休んで、4月からの高校生活に備えてほしいと思います。

話は変わりますが、3月12日~道路交通法が一部変更になります。運転免許更新時に、75歳以上の方は認知症に関する試験を受け、その結果は、良い、中間、悪いの3グループに分けられ、一番点数の低い悪いのグループに入ってしまうと、原則免許は取り消しになる。というものです。取り消しをまぬがれるには、医療機関で自分は認知症でないとの診断書を発行してもらう必要があります。(不明な点はお尋ね下さい。)高齢者の事故が多発しており、認知症の方は安全のため免許を返納してくださいということなのです。その方針はわかりますが、公共交通機関が発達していない大田市では、免許がなくなると買い物、通院等が困難なってしまう方が多数いらっしゃいます。

現在大田市には、おうかがい市バスという制度があります。事前に予約が必要ですが、自宅付近の停留所から目的地付近の停留所まで送ってくれる乗り合いバスです。和賀クリニックも停留所として登録されていますので、利用可能です。(2017年 3月)