病院でもクリニックでも、看護師さんは、なくてはならない大切なパートナーです。和賀クリニックの看護師さんは(手前味噌で申し訳ありませんが)たいへん優秀で人柄も良い方ばかりです。患者さんによっては、医師である私には聞きづらいような事も、看護師さんになら聞きやすいのか、長々と話している事もあります。
私は、かってバドミントンでアキレス腱を切断、入院し手術をした夜。「いつ歩けるようになるんだろう?またスポーツできるのかな~。」とドップリ暗い気分でいる時に「傷口痛みませんか?」と笑顔で巡視に来てくれた看護師さんが、冗談でなく後光がさしているように見えたものです。
太田市には医師会が運営する看護学校:太田看護専門学校があります。私は、今年から太田看護専門学校の担当理事になりました。2月の入学試験では筆記試験後の面接を行いました。ピリピリするような張りつめた雰囲気の中、真剣に、懸命に受け答えする受験生。そして4月になり、無事合格した生徒が入学式を迎えました。式で、私は司会担当でした。医師会では、厚生担当理事を7年間務め、納涼会、忘年会、理事会等数えきれないくらいの司会をこなしてきました。もう慣れたもので、まったく緊張することはありません。ところがところが。入学式では、いつもの司会の調子が出ません。なんとなく言葉がぎこちない。どうしたんだ~。司会席の私の目の前に座っている新入生達。恐いくらいの真剣な表情です。今日から頑張るぞ~のオーラがでている。その迫力に圧倒され、いつもの調子が出なかったのかもしれません。これから3年間の看護学校。辛いこともあると思います。国家試験合格を目指し頑張ってほしいと思います。(2017年 4月)