将棋の藤井七段が、渡辺三冠とのタイトル戦に勝利し、藤井棋聖になりました。
まだ高校生ですよ。
本当にすごい。
最近は、コロナの暗いニュースしか耳にしていなかったので、史上最年少タイトル獲得は、久々の明るい話題と感じます。それにしても、現役最強、将棋界の魔王とも呼ばれる渡辺三冠を圧倒しての勝利はお見事でした。
次に藤井棋聖を迎え撃つのは、現役最年長タイトルホルダー木村王位です。しかし、7番勝負で、すでに藤井棋聖が2連勝しており、夏休み中に2個目のタイトルを取っての二冠王は濃厚でしょう。
その後、三冠をめざして勝ち進んでいた竜王戦決勝トーナメントで丸山九段と対戦しました。コンピューターの期待勝率は藤井棋聖の79%でしたが、丸山九段が熟練の技で、若者を翻弄しての見事な勝利でした。
負けたら終了の高校野球の甲子園みたいなトーナメントなので、これで今年の竜王戦挑戦はなくなりました。若い才能が順調に開花していくのを見るのは、なんとも気持の良いものです。しかし、人生後半戦の私には、こんなに簡単に若者にやられてしまっていいのか?という同世代を応援したい気持ちもあったようで、なんだか少しほっとしているような複雑な気持ちです。(2020年7月)