桐野夏生さんの新書“バラカ”発売記念サイン会に行ってきました

先日、太田ではなかなか購入する事ができない医学書の購入も兼ねて、新宿の紀伊國屋書店で行なわれた、桐野夏生さんの新書“バラカ”発売記念サイン会に行ってきました。本の中に、これはどう考えても太田だよね、という群馬県0市がでてきたのにはビックリでした。

作家のサイン会に参加するのは初めてです。なぜかとても緊張しました。初めてお会いする桐野さんは、聡明で物静かな感じで、私のイメージどおりの方でした。私の順番が来ると、購入した “バラカ”の表紙の裏にサインをしてくれました。私は、後ろに沢山の人が待っていたにもかかわらず、ずっと気になっていた事を質問させて頂いたのです。「1999年の直木賞受賞作“柔らかな頬”で行方不明になっている子どもは、死んでしまったのでしょうか?それとも、どこかで生きているのでしょうか?」桐野さんは、ゆっくりと答えてくれました。「あの子は死んでしまったのですよ。」そうだったのか。私は20年近く胸につかえていたことを、直接作者から聞くことが出来、なんだか納得して帰ってきたのです。

紀伊國屋書店は8階建ての大きな本屋さんで、5階のワンフロアー全てが医学書コーナーでした。じっくり選んで何冊か購入。新宿は若者でいっぱいでした。