将棋棋士 米長邦雄先生

先日、将棋棋士 米長邦雄先生がお亡くなりになりました。秋にコンピューターと公式対戦。まさかの敗戦に悔しがっていたお姿は、まだまだお元気そうだったのに、突然の訃報にたいへん驚いています。

米長先生は、私が大学の将棋部で、盛んに将棋を指していた頃のスーパースターでした。数々のタイトルを獲得後、50才でついに悲願の名人位を獲得。その後、羽生さんに負け、名人位を明け渡しましたが、将棋連盟会長として将棋の普及に大きく貢献していました。

私は、先生の将棋の技術だけでなく、著書などから、その生き方に大きく影響を受けました。特に人生の運のつかみ方という独特の哲学には、とても感銘しました。私の大好きな将棋指しの1人でした。慎んでご冥福をお祈りさせて頂きます。(2012年 12月)