医師免許は、私が医師をやらせていただいている基本中の基本の資格。これがないと、医師として働けません。
今でも、時々思い出すことがあります。大学6年生の時の卒業試験、その後の医師国家試験。私の人生の中でも、結構苦しい時期でした。幸いにも、合格することができました。医師になってからは、内科認定医、その後、内科認定医のさらに上、内科専門医を受験しました。この内科専門医の試験が難かしかった。一応、答えを書いたという感じで、できた実感まったく無し。自宅に郵送されてきた合否通知の封筒をじっと睨み、決心して開封。合格の文字にガッツポーズ。なつかしい思い出です。
専門医は、取得後、資格を継続するには、学会や講演会に参加したり、試験問題で一定以上の点数を取るなどの条件があり、クリアしないと資格が取り消されてしまいます。苦労して取った資格を、失うわけにはいきません。先日、内科学会の生涯教育講座に行ってきました。専門医の資格継続のためと、自身の勉強のためです。東京国際フォーラムのA会場には、たくさんの人、人、人。朝9時半~ 45分の講演が9回です。学生時代なら、朝から9時間授業か。やれやれ。ですが、社会人が授業を受けると、これが楽しい。知ってることは知識が整理され、新しいことは新鮮です。学生の時に、こんな気持ちで勉強できれば、よかったのでしょうね。(2012年6月)