来年の今頃は、藤井三冠なんて呼ばれているかも

6月になり学校が始まりました。
学校によって、短縮時間での登校、生徒を午前午後に別けての二部制で、等、手探りでの再開のようです。6月中旬になり、授業がほぼ通常の時間割に復帰し、部活が始まったところもあるようです。

予防注射等でクリニックに来院した学生からは、「久し振りの学校で疲れるんですよ。」
「今年はプールがなくて残念です。」「7月31日まで授業で、夏休みは短縮みたいです。」

学生も大変ですね。みんな、がんばれ。
そんな中、絶好調の高校生が。。。。将棋の藤井七段です。

デビュー後、驚異の29連勝、その後も凄まじい勢いで勝ちまくり、いつタイトルをとってもおかしくないと言われている天才高校生棋士です。

しかし、愛知県在住の藤井七段は、緊急事態宣言で県をまたぐ移動の自粛が要請された後、東京と大阪にある2つの将棋会館に移動する事ができず、対局ができませんでした。やっと移動解禁後、棋聖戦で、現役最強と言われる渡辺三冠にタイトル初挑戦。いきなりの2連勝で、あっと言う間に角番に追い込みました。

すごいのはその内容です。特に2戦目は、常識ではありえない5四金をくり出しての勝利。羽生永世七冠のデビュー時の、これぞ天才の1手と言われた、「羽生の5ニ銀」を思い出しました。藤井七段は、7月からの王位戦の挑戦者にもなり、30歳年上の木村王位に挑戦します。そして、竜王戦の挑戦者決定トーナメントにも進出しています。

来年の今頃は、藤井三冠なんて呼ばれているかも。その可能性は高いと、私は感じています。(2020年6月)